マルファン ネットワーク ジャパン
入院

ある時点で、手術や外来ではできない検査をするために、入院する必要があることでしょう。病院に滞在するのは恐ろしいことかも知れません。入院生活を快適にする一つの方法は、そこであなたに起こっていることをできる限り知ることです。もう一つの方法は、あなたの抱いている恐れについて医師や両親、友達に話すことです。
ほとんどの病院にはティーンエージャーのための入院手引き書が備え付けてあります。この手引き書でどんな部屋に滞在し、何を病院へ持っていかなければならないか、また家族と友人の面会時間なども知ることができます。おそらく入院している間、学校の授業についていくために病院でする宿題についても、教師とチェックしておいた方がよいでしょう。

病院にいる間、あなたは大勢の医師・看護婦・そのほかのスタッフに会うでしょう。あなたに起こっていることを、彼らに質問してみて下さい。医療関係者はときどき簡単なことを説明するのに複雑な言葉を使います。彼らの話していることが完全に分かるまで質問を続けて下さい。入院している間にあなたの会う全ての医師の中で、普通一人の医師が主にあなたの担当になります。その人物が誰なのか、そして他の人々はどういう役割を果たすのか、良く確認して下さい。そのチームの中の看護婦や何人かのメンバーは交代制で働くので、それぞれの時間帯に違うスタッフがいます。そして一人一人が質問をしてきますが、同じ質問に何度も答えなければならないことも良くあります。うっとうしく感じるかも知れませんが、あなたのケアのために必要なのです。

退院する前に、医師か看護婦が、あなたに必要な食事・エクササイズ・薬について指示します。もし彼らがその指示を既に両親に伝えていたとしても、もう一度尋ねて下さい。彼らがあなたに何度も何度も同じ質問を繰り返していたことを思い出すのです。今度はあなたの番です。なにか問題が起きたときや質問があるとき誰に電話すればよいか、また次の診察日はいつかということも確認しておきましょう。

このコンテンツはNational Marfan Foundation 発行のブックレットを翻訳したものです。


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