マルファン ネットワーク ジャパン
心臓血管についてのQ&A

Q-06-1
4月の受診では3月におこないました造影剤投入大血管CT検査結果で大動脈基部55〜60mmであり、主治医より一度カテーテル検査で心臓の動きを診ておきましょうかとの話がありました。しかし、私が渋ったため、では心エコー検査で診ておきましょうということになり上記検査結果がでました。医師によっては45〜50mmで基部置換手術を考えられるようですが、私の場合手術を急ぐ必要がありますでしょうか。
Q-06-2
主治医手術することになれば再手術となり癒着あるので慎重に進めていかなければならないとのことでありました。大きくは内容理解できますが、再手術の場合特にどのような点に注意し手術に入られ進めていかれるのでしょうか。


手術と経過
平成5年僧帽弁閉鎖不全により人工弁置換術
1ヶ月後弁輪に不具合あり再手術
以降12年間体調崩すこと無く経過

現在の状態
平成13年10月 心エコー検査 大動脈基部 48mm
平成15年10月              50mm  
平成17年4月               56mm
逆流     2度

最近以前と比べ若干疲れ易くなったと感じることがあります。

4月の検査後心臓血管外科主治医は3ヶ月後心エコー検査行い拡張あれば今後(手術)について考えましょうと伝えてきました。 



A-06-1-1
AAEの大きさとしては、十分に大きいので、早い方が良いと思います。緊急では無いですが、解離すると生命予後に影響します。

A-06-2-1
再手術は、胸骨切開の時の大動脈損傷、癒着剥離による組織損傷および出血、心筋保護(心停止時間の延長や現在までの心臓機能を考慮)などがポイントです。年令、体力、合併症も重要です。肺機能など。



東京女子医科大学 心臓血管外科
青見 茂之先生


A-06-1-2
できるだけ早い時期に手術をお受けになるのが望ましいと考えます。理由は、基部径43mmで破れた方があるからです。

A-06-2-2
丁寧に、かつ余計なことはせずに、ということでしょうか?これは、再手術に限ったことではなく、すべての手術に際して考えていることではありますが。


千葉西総合病院 心臓血管外科部長
市原哲也先生

戻る

関連情報
心臓/血管の症状
マルファン症候群医療情報

マルファン症候群について医療アドバイザーQ&A心臓血管についてのQ&A

MNJトップページマルファン症候群について会の紹介会員ページ