緊急処置が要求されるのは、以下4つの稀な症状が発生した場合のみです。
- 大動脈解離
子供は心臓発作の時のような激しい痛みを訴え、意識を失うこともあります。心臓専門医の
いる救急病院に運び、緊急入院が必要となります。
- 自然気胸
運動中に起こることがあり、呼吸困難に陥ります。顔面蒼白となり、胸の痛みを訴えます。
生命に危険はありませんが、即座に病院へ運ぶべきです。
- 緑内障
水晶体偏位により眼圧が上昇して激しい目の痛みを感じます。盲目にならないよう、
緊急入院して処置が必要です。
- 脱臼
靭帯がのびて関節を適度に支えられなくなり脱臼します。(ひざと肩に良く起こります)整復の
ため病院へ運んで下さい。
学校のスタッフ全員に緊急医療処置の方法と、最も近い救急医療センターの場所を認識して
おいて欲しいものです。特に課外授業などで学外に出たときにも想定しておいて頂きたいと
思います。このことは教師だけでなく、栄養士・事務職員らスタッフ全員に言えることでも
あります。
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